1990年3月 シーケンシャル・ツインターボ付き3ローターロータリーエンジン“20B-REW"を採用して、ユーノスコスモデビュー
【1990-1995】
世界初の2ローターロータリーエンジンを搭載して衝撃的デビューを飾った、初代コスモスポーツが発表されてから23年後の1990年3月、まったく新しいシーケンシャル・ツインターボ付き3ローターロータリーエンジン“20B-REW"を採用して、ユーノスコスモはデビューしました。
280psの出力と41kg-mものトルクを発生する20B-REWエンジンは、単室容量654ccの3ローターエンジンで、もともと振動の少ないロータリーエンジンの中でも、レシプロでいえばV型12気筒のエンジンにも匹敵するスムーズネスを備え、様々な技術開発ともあいまって、きわめて低い騒音レベルをも獲得しています。
多くのセンサーとコンピューターによってコントロールされるシーケンシャル・ツインターボチャージャーは、低回転域ではひとつの、そして高回転域では両方のターボチャージャーが作動するというシステムで、その境目でのショックを低減するための予回転システムなど様々な技術開発によって、低速から高速域までフラットなトルク発生と、クイックなレスポンスを得ることに成功しています。
ボディは、寸法的制約から解放された3ナンバー専用ボディの利点をいかして、ダイナミックでしかものびやかなデザインがなされ、ぜいたくな2+2のスモールキャビンを持ち、国産2ドア最長のホイールベースとワイドなトレッドによって、きわめてワイド&ローなプロポーションを持っています。
材料を徹底的に吟味してしつらえたインテリアには、オーガニックスペースとでもいいたい有機的な空間が広がり、包み込まれるようなゴージャスかつスポーティーなシートに座ると、宇宙空間を連想 させるコスミックなメーターパネルが視認性の高い位置にレイアウトされています。
不必要な突起やデザインの流れを壊すようなスイッチ類のレイアウトを避け、あくまでもスムーズなフェイシアを見ているかぎり、この車の高度なコンピューターデバイスを意識することはないでしょうが、人工衛星からの信号を受けて現在位置を地図上に正確に表示する、サテライト・ナビゲーションシステム(GPSS)のCRT画面を見ると、さりげなさの陰に隠れた装備の中にどれほど高度な技術が隠されているかが想像されます。
異例に効率の良い大トルクハイパワーのエンジンにも吸気系、排気系ともにコンピューターによるきめ細かい制御が介入しており、さらにそのパワーをタイヤに伝えるオートマチックトランスミッションまでもが制御されて、スペックを見る限りとても獰猛そうなユーノスコスモを安全で快適な、スーパーラグジュアリースポーツに仕立てあげています。
空調システムもまた、目に見えないコンピューターデバイスの力により、上下左右別々に制御され、例えば右側からの強い日差しを受け続けているといった過酷な条件においても、瞬時に理想的なコン ディションを作り上げます。ぜいたくの意味を知る人々のために、単なる移動の手段ではない車として、ユーノスコスモは23年間培われてきたロータリーカーの技術と情熱を持って開発されたクルマといえるでしょう。
【参照】マツダHPより












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